2021年 RUN伴の開催に関するお知らせ
常日頃より、NPO法人認知症フレンドシップクラブの活動、並びに管理・主催します「RUN伴」へのご支援とご参加を賜りますこと、心より感謝申し上げます。2021年を迎え、今年もRUN伴の開催に関するお知らせをする時期となりました。
2020年のRUN伴は、コロナウィルス感染拡大の影響を受け、残念ながら一斉中止とさせていただき、代案としての「ひとりでRUN伴」をウェブ上で開催する形をとらせていただきました。おかげさまで、ウェブ上でオレンジを受け渡すRUN伴ではありましたが、多くの皆様のご参加を賜り、新たな絆の形も垣間見えたRUN伴になったと感じています。みなさまのご参加、ご協力を心より感謝申し上げます。
さて今年、2021年のRUN伴開催に関してですが、正直に申し上げまして、コロナは終息の兆しが見えないばかりか、変異種の出現、緊急事態宣言の再発出など暗澹とした状況が続いていることはご承知の通りです。ですので、現時点で開催の可否、許可判断ができる状況にないことは、ご理解を賜りたく存じます。ですが、少しでも可能性を見据えて歩みを進めるべく、準備できることはしっかりと備えて行くことも必要であると考えています。そこで今回は、2021年RUN伴を開催する場合の手続き等に関し、改めてご案内をさせていただくと共に、それぞれの開催希望地域の皆様方におかれましても、漸次ご準備をおすすめいただきたく、お願いをいたします。
かねてよりご連絡をさせていただいております通り、2021年のRUN伴から開催の形態が変更となります。
2021年よりRUN伴は、その開催規模により①RUN伴Plus市区町村、②RUN伴都道府県、③RUN伴全国の3形態と致します。RUN伴の開催を希望される場合には、各市区町村、また各都道府県で実行委員会を組成いただき、①~③のどの形態で開催を希望するのかをお決めいただいた上で、RUN伴を管理しますNPO法人認知症フレンドシップクラブに開催申請をしていただくこととなります。
①のRUN伴Plusは、今までと同じように市区町村単位でRUN伴を独自に開催する形態です。②は2021年から新たに加わった形態で、都道府県単位でRUN伴を独自に開催したい場合の形態となります。①と②につきましては、申請に基づいた開催許可を得ていただいた上で、一定ルールの元ではありますが、Tシャツのデザインや参加費、スポンサー企業の獲得、開催に関わる会計などを、それぞれの実行委員会単位で企画し、運営主催をしていただくことになります。また、③に関しましては、独自では難しいが開催されるならば加わりたいと考える地域にエントリーいただき、今までと同じように全国単位で取りまとめる形となります。こちらの場合には、参加希望地域を統括する新たな団体(設立準備中) から、RUN伴全国開催計画のご案内を差し上げます。RUN伴全国へ参加を希望される場合には、新たな団体への参加希望をお出しいただいた上で参加地域の代表の方々を中心とした全国実行委員会を組成し、新な団体と共にRUN伴を主催する形となります。
2020年までは、NPO法人認知症フレンドシップクラブがRUN伴を主催する形での活動、運営を行ってまいりました。ですが、すでに日本全国を縦断してタスキをつなぎ、またRUN伴の認知度も上がってきている現状はすでに、一団体が旗振り役として認知症に優しい町づくりを先導するのではなく、それぞれの地域がそれぞれに、RUN伴という町づくりのツールを用いてどう地域を盛り上げていくのかを考え始めるフェーズにきていると考えています。認知症フレンドシップクラブといたしましてはこれを機に、RUN伴という町づくりツールを広く地域に開放し、それぞれの地域を盛り上げて行くために自由度高く用いていただく形へとシフトしていきたいと願っています。
認知症に優しいまちづくりを目指すそれぞれの地域におかれましては、今後の開催に向けたツールの使い方をご検討いただき、それぞれの町づくりのビジョンに合う形での開催準備を進めていただければと願っております。
開催申請書や独自開催時のルール等につきましては、現在準備と調整を進めております。RUN伴全国へのエントリー等の手続きに関しましても、例年とさほど変わらない形での準備を整える予定です。また後日、昨年と同様にRUN伴開催にむけた事前説明会の開催もご案内させていただく予定でおります。社会の状況は、未だ終わりのない暗闇の中を彷徨いゆくようにも思えますが、だからこそ繋げられた絆を思い出しつつ、今はその時のための備えを進めていければと願っております。皆様のご協力とご参加とを心よりお待ちしております。
2021年1月10日
NPO法人認知症フレンドシップクラブ
理事長 井出 訓