今回は、東京都町田市で行われた「RUN伴町田」に参加。
各地で特色あるRUN伴スタイルの発見や、地域の魅力を思う存分楽しんできました!
Text by Azusa Yamamoto

町田の空

町田の第一印象は、空がきれい。広場が多いから空が広い、ということもあるかもしれない。
クルマであちこちをまわっていると(イラストレーター・ゴミちゃんの愛車・ビートルが大活躍!)、日常が目に入ってくる。
下校中だろうか、バス停でバスを待つ小学生たちと、工事の警備員のおじちゃんがおしゃべりをしている。この時代、子どもたちがその家族と友人知人だけとしか向き合えないような「地元のつくり」になっていやしないかと考えていたタイミングだっただけに、そうだよこれこれ! と思えた。
大きなマンションもあるけれど、マンションの庭園には大きな木が伐られずに残されている。自然と人がなかよく暮らす印象。

まちの案内人に訊く

「町田を案内してくれるひとがいないかしら」とうろうろしていると、「まちの案内いたします」という看板に出合う。交番のような建物に吸い寄せられるように入ってみる。係のおとうさんたちが親切に町田のことを教えてくれた。
「町田は、天満宮だね」
「あとは町田市立国際版画美術館の展示も、けっこういいのやってるよ」
「いまの時季(秋)は、町田薬師池公園の紅葉が見頃なはず」(ここ後で行きました!)

残りの時間でどこへ行こう? お腹もすいたよね。なんて作戦をたてていると……?

偶然に遭遇する率が高い

「あれっ?」
と声をかけてくれたのは、RUN伴町田でお世話になった森光輝さん(実行委員長の経験あり)。前日のお祭りでも、無数のお神輿のなかからひょっこりと現れたっけなあ。神出鬼没の人だ。
お昼休みにランチに出かけるところだということで、森さんのあとに続く一行。着いたのは、「中華ダイニング貫」。ここは、認知症のひともそうでないひともお酒を楽しめる場「D居酒屋」を開催したこともある店だ。
ランチメニューの「麻婆拉麺」を注文したイラストレーター・ゴミちゃん。「とろみのついたピリ辛麻婆に麺がからんで美味しい!」と大量の汗をかきながら、麺をすすっていました。ごちそうさまでした!

大人も全力で遊ぶ!

もう一度言います。町田は空がうつくしい。日もかたむき、秋独特のやわらかい桃色が空に仲間入りした頃。その広い空をやさしく旋回する飛行物体が!?
なんだなんだ? 近づいていった先で、紙飛行機を空高く飛ばしているおとうさんたちに会いました。「町田紙飛行機倶楽部」という歴史あるチームの皆さんで、子どもたちや親子向けに紙飛行機の作り方や飛ばし方に指導もしているとか。
「ほんとうは、作り方から教えるのがモットーなんだけどね」
と言いながら、おとうさんのとっておきの飛行機をお借りして飛ばしてみることに。
「3・2・1……!」
飛行機の先に長いゴムを装着して、天に向かって伸ばして手を離す。それだけのことなんだけど、おとうさんたちのように雄大な旋回はできない。うーん、紙飛行機、奥が深い。
パステルな色味が増した空に、小さな紙飛行機が悠々と円をかく。

デザイナー・ノナカが走った!

RUN伴Storiesメンバーで、マラソンをはじめたというデザイナー・ノナカ。今回は満を持して、RUN伴町田の小山田コースの一員となり、全14キロを走り抜けた! 走ってみて、どうでしたか?

「10キロまでしか走ったことなかったから、14キロは未体験ゾーンだった。トレーニングをして臨んだつもりだったけど、1人で走るのとは全然違くて。通しで走る人はあんまりいないから7、8か所ある中継ポイントで交代するんやけど。歩く人も走る人もいるから、それぞれのスピードに合わせるのが最初は大変やったね。けど、不思議と後半になるにつれてどこのポイントの人たちとも息が合っていくんだよね。
これまで、1人でしか走ったことなくて。10キロもアプリとか音楽聴きながらやっと走れてたんやけど、みんなで走っていると、気づいたらあと30分? って、時間が経つのもの早くてね。みなさん気を配って声をかけてくれるので、1人の世界にこもらず、楽しく走れました。
途中で、手作りのぽんぽんを持ったオレンジの集団見かけるたび嬉しくなったなあ。当事者の方とも肩を組んで走りましたよ。ほんとに短い距離、200メートルくらいだけど風を感じてはったよ。
とにかく楽しかった! この一言やね。あとこの体験は、必ずデザインにアウトプットせな! って思いました」

充足感たっぷりの顔をして、町田を後にしたノナカ。
彼だけでなく、今回もRUN伴Storiesメンバーは町田のまちとひとを大満喫させてもらいました。
取材にご協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました!


取材メンバー(左から)
デザイン 野中健一
編集・ライティング山本梓
イラストレーション五味健悟
写真 田里弐裸衣(VAMOS
プロデュース・ディレクション 中浜崇之(NPO法人Ubdobe

Special thanks!!! RUN伴町田 実行委員会の皆様、「まちの保健室」「サロンひまわり」の皆様、東京都町田市の方々

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