RUN伴日本縦断その後

北海道の一部地域からスタートしたRUN伴は、各地に賛同者が広がり、いつしか日本縦断をめざすプロジェクトとして全国に仲間が増えていきました。
6年をかけて実現した北海道から沖縄までつなぐタスキリレーは、参加地域や人数の増加だけでなく、認知症の人の働く場を創出(Tシャツ発送作業委託)したり、RUN伴の収支差額を地域のまちづくり活動に助成するbe Orange(認知症まちづくり基金)がスタートするなど、新しい動きもうまれています。

さて、日本縦断後のRUN伴はどうなるのか?!についてです。
数年前からRUN伴の未来について、みんなで議論を重ねてきました。沖縄ゴール後の会議や、先日の代表者会議での検討を踏まえ、これからのRUN伴の方向性についてご報告します。

これからのキーワード

be Orange(すべてのまちをオレンジ色に塗り替えよう)!
RUN伴がめざす世界は、認知症になっても安心して暮らせる地域をつくることです。
RUN伴は全国42都道府県、参加者1万3,000人のイベントに成長しましたが、一般的な知名度はまだまだありません。そして、RUN伴“本来の目標”を達成するためには、タスキリレーを行うだけでは、難しいことも現実です。

一方、現在では、いろいろなジャンルで認知症にやさしいまちづくりのために活動するプロジェクトや団体が増加しています。
認知症に無関心な人にも情報を届け、日常生活の中で認知症フレンドリー社会を実感するためには、こうした同じ理念を共有する活動や団体と連携しながら、大きなムーブメントとして発信することが重要ではないかと考えています。
RUN伴がより地域に深い形で浸透する活動となり、新しい地域づくりのメンバーと出会うためにも、日本中のすべてのまちをオレンジ色に染めていくパワーを集める方向へシフトしていく時期に来ていると感じています。

RUN伴2017 ココが変わります!

1、線から面へ(つなぐ そめる)
2017年度から、地域のみなさんが参加しやすい日程を優先してスケジュールを設定できることになりました。北から南につないぐルートを「線」とするなら、これからは、隣のエリアとの厳密なタスキの連携にこだわらず、開催エリアを「面」で広げていくことができます。今までの開催時期を目処に、複数ルートが一箇所に集合するルートなど、地域の予定や要望を考慮してスケジュールを設計してください。

2、実行委員体制を都道府県に
都道府県単位での実行委員会体制に移行します。これまでは複数県を取りまとめるブロック単位で運営してきましたが、規模の拡大により都道府県単位での取りまとめが実情に即しているため、参加者とより身近なメンバーで行う都道府県単位の実行委員会体制になりました。

3、開催は登録制へ
RUN伴の開催には、ある程度の準備期間が必要です。統一ルールもありますので、3月までに登録された地域のみ開催が可能となります(RUN伴+同様)。
※残念ながら、報告のない形でRUN伴のロゴやTシャツを真似たイベントが行なわれていることが発覚しました。RUN伴の信頼担保のためにも登録制となりますことご理解ご了承ください。

今年のRUN伴開催登録について

これから、みなさんの地域のRUN伴をどのような形で運営するか、以下の4つから選択いただきたいと思います。

1、RUN伴2017での開催
→これまでのRUN伴の活動を地域密着でより深めるタイプ
2、RUN伴+として開催
→より自由度の高い自主開催が可能です(リスク管理も含みます)
3、RUN伴2017とRUN伴+のW開催
→どちらも開催することも可能です。両方のフォームにご登録ください。
例)あるエリアでは、秋に「RUN伴」でメイン通りを駆け抜け、
春は「RUN伴+」にて複数ルートが市の中心部に集まるスタイルの所もあります。
4、一旦、RUN伴をおやすみ
→ゆるやかにRUN伴とつながり、大きなムーブメントの中での活動も視野に

どうぞよろしくお願いします!
認知症フレンドシップクラブ/RUN伴2017実行委員会

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